2007年12月09日

「やめさせない!」採用

4062143690「やめさせない!」採用 かまってほしい若者たち (セオリーBOOKS)
樋口 弘和
講談社 2007-11-10

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2007年118冊目

著者のトライアンフの樋口社長は本書が初の著作ですが、実は以前に初めてブログを拝見して以来、非常に深い人事・採用への見識を持っている人だと思い、かなり注目してました。
小生自身も採用広報支援に携わっているからこそ思うのは、採用の問題というのは根が深く、教育や人事制度等、つまるところ経営そのものと繋がっているにもかかわらず、良く言えば人事に任せきりにしている経営者が多すぎる。
本書では「資質」と「価値観」を採用の段階でマッチングさせるべきだと述べられているが、特に採用広報で語るべき「価値観」という要素ですら、実は人事担当者との共通理解が図られていないというケースも実際は少なくない。
そういった中で、単発の中途採用や単年度での新卒採用は小手先の技術でもなんとかなるものだし、求人広告代理店や採用コンサルの多くはそこまでのソリューションしか提供していない中で、自社の宣伝もあるかもしれないが、経営者との面接での姿勢いかんによっては仕事を受けないこともあるという著者の方針にはトライアンフという会社の志の高さも感じられたし、本物のコンサルティングを提供している会社ではないかとも思う。
これは私見だが、ほとんどの人事ビジネス系企業はリクルート系の出身者が創業社長なことが多く、発想がメディア寄りになりがちなところも少なくないと思うのだが、実際に外資系一流企業の人事としての実務を体験してきた出自の違いが反映されているところも大きいように思える。
また、人事と広報は社内コミュニケーションの促進、インナーブランドの形成という観点からもっと連携すべきという自論をもっているのだが、その自論により確信を深めることができた。
小生も思わず付箋を貼り巻くってしまったが、本書のエッセンスをきちんと理解してアウトプットできるまでにしなければいけないと思ったし、経営者・人事担当者・人材ビジネス関係者にとって必読書となるべき本だと思う。
人事・採用領域の名著。

96点
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2007年12月08日

稼げる営業の電話は1分!

4413036530稼げる営業の電話は1分
吉野 真由美
青春出版社 2007-09-26

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2007年117冊目

電話営業についてヒントが欲しい時に書店でタイトルだけで選んでしまった本だが、残念ながら求めていたのとは違った感が強かった。
ごく私的な感想としては、営業のどのフェーズにおける電話のことについて言いたいかが散漫な印象。
営業にしても業態いかんでアプローチの手段としての電話であったり、クロージングまで電話でするものかで電話への悩みの質は当然ながら変わってくる。その辺のところを絞って書かれてあった方が良かったのではないだろうか。
著者自身がノウハウは持っていそうに感じただけに惜しまれるところ。

39点
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2007年12月02日

レバレッジ時間術

4344980395レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
本田 直之
幻冬舎 2007-05

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2007年116冊目

『レバレッジ・リーディング』を読んで、興味が涌いた著者のレバレッジシリーズ第二作目。
時間の使い方が下手だと自覚している小生としては、時間は投資するものという考え方は取り入れるべきだし、考え方の転換を図る良い機会を与えてくれた。
細かいテクニックに関しては、凡人が容易に真似できないものも多かったが、少なくとも根底にある時間は投資するものという考え方を持って、上手く自分なりの仕組みを作る事が肝要だと強く認識させられた。
時間への意識改革の必要性を分かり易く説いてくれる貴重な一冊。

85点

2007年11月24日

チーム・バチスタの栄光

4796661611チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
海堂 尊
宝島社 2007-11-10

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4796661638チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫 (600))
海堂 尊
宝島社 2007-11-10

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2007年114、115冊目

「このミス」大賞にして、絶賛されまくっていた話題作が早くも文庫化されていたので即購入。
病院での手術死という舞台設計は医療事故が看過されない問題になってきているだけに医者でもある著者が最も訴えたいテーマでもあるのだろう。
さらに、病院の内情や院内政治、院内の人間関係の細かい描写は肌で病院組織を知っている著者ならではのものであり、物語のともすれば少々突飛な舞台背景も強いリアリティを演出させている。
しかし、なによりもこの小説の最大の魅力は探偵役である白鳥の強烈なキャラクターとその言動に尽きる。
助手役である田口とのコンビでの作品がシリーズとして、二弾、三弾がリリースされているようなので、続編も期待してしまう。

84点
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なぜ、予想は裏切られたのか

4569692656なぜ、予想は裏切られたのか 「こだわり消費」のマーケティング
夏目 幸明
PHP研究所 2007-07-26

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2007年113冊目

端的に言ってしまえばニッチマーケティングの事例集。
今までの業界や商品の常識を打ち破って、新風を巻き起こしたヒット商品の数々を取り上げている。
ニッチなところにターゲットを絞った商品開発というのがヒットの要因であることは言うまでもないが、第6章の冒頭にて「今、消費者の商品発見力は一気に高まっている」という一文はまさに名文。
本当に必要とされている商品なら、必要としている消費者が発見してくれる時代になったことが、これらのヒット商品の背景にあるだけでなく、これからの時代のマーケティングにおいて常に持っていなくてはないだろうか。
大企業によるマスマーケティングに中小企業でも対抗できる時代になった反面、これまでより一層のファクトが問われることは間違い無い。
読み物的な一冊で気軽にサクサク一時間程度で読める内容だが、個人的には色々と考えさせられる示唆的要素も少なくなく、なかなか興味深かった。
余談だが、コラムで広島カープのベースネタグッズや赤ふんどしを取り上げた著者&編集者のセンスに脱帽。

78点

採用氷河期

4532313600採用氷河期―若手人材をどう獲得するか
原 正紀
日本経済新聞出版社 2007-10-23

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2007年112冊目

タイトルがなかなかに技アリな一冊。
採用広報にも携わる機会が多い小生としては、読んで何か新しい機知を得るといったところまではなかったが、常々思っているところの概論をよくぞここまで分かりやすくまとめてくれたといった内容で、現在の採用マーケットの概況が掴める良書だと思う。
企業の採用担当者や人材ビジネスに携わる者なら知っていて然るべきだとも思うが、初心者クラスの人間なら充分に勉強用に教科書として使えるものだろう。
また、熟知している者でも、データや事例がそこそこ多いだけに、それなりに面白いし、使える要素も結構あるのではないだろうか。
採用担当者、人材ビジネス関係者は目を通す価値はある。

88点
posted by 番長 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス>採用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ケータイハックス

4839925569ケータイハックス-いつでもどこでも仕事術 [マイコミ新書] (マイコミ新書)
田中 聡
毎日コミュニケーションズ 2007-10-23

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2007年111冊目

別にいつでもどこでも仕事がしたいわけではないが、高機能化しているケータイを上手く活用すれば確かに便利になるだろうし、ケータイのポテンシャルを活かしきれていないと自覚しているだけに、使えるネタがあればと思い、流行に乗ったタイトルながら上手いなと思いつつ購入。
個人的にはそれほどすぐ使いたいなというネタはそれほど多くもなかったが、GmailやGPSのネタなどは是非活用していきたい。
また、カメラをメモ代わりにというのはコロンブスの卵的発想で非常に使える。
普段からツールとしてケータイを活用している人ならより上級な使用法のアイデアが得られるのではないだろうか。

73点
posted by 番長 at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス>仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フューチャリスト宣言

4480063617フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
梅田 望夫
筑摩書房 2007-05-08

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2007年109冊目

梅田さんの『ウェブ時代をゆく』の感想を書こうとしたら、本書を出版されてすぐに読んだのに、感想を書き忘れていたことに気付いたので、一応記録までに。
梅田さんとテレビなどでもよくお見かけする脳学者の茂木氏によるエキサイティングな対談本。
特に、二人のブログへのポジティブかつ無限の可能性を感じている姿勢が印象的。
個人的にブログを書くことに対する組織との関係性や実名・匿名の選択など前々から漠然と考えていたことが、はっきりと明確化してくれた。

90点
posted by 番長 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

銀行 儲かってます!

4087204073銀行儲かってます! (集英社新書 407B)
荒 和雄
集英社 2007-09

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2007年108冊目

タイトルがうまく、書店で思わず手にとってしまった一冊。
銀行OBの著者が、一般人なら誰でも抱いているであろう銀行に対しての怒りや疑問に、銀行ならではの理屈や内情を金融にあまり詳しくない人にでも分かりやすく解説してくれています。
最近、銀行がリテールとやたらと口にしているのも、もはや証券業かと思うほどに投資信託で荒稼ぎをしている現状を知ると納得です。
読むと銀行に対してさらに腹は立つものの、銀行のその独自の理屈を知っておくには読んでおいて損のない良書。

82点
posted by 番長 at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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