2007年12月09日

怪獣記

4062140772怪獣記
高野 秀行
講談社 2007-07-18

by G-Tools




2007年120冊目

文庫化まで待とうと思っていたが、ブックオフで発見し即購入。
今回の高野さんはトルコのワン湖に生息するというジャナワールというUMAを探索しに行ってます。
今までの高野さんの著作に比べると辺境感はほとんどないし、ジャナワールの存在の信憑性そのものが高野さんの中でも期待が薄かったせいか、前半部分あたりは特にどこか冷めているというか、熱をあまり感じなかったのだが、クライマックスの展開とその時の熱を感じられる文章は高野さんの真骨頂を感じさせてくれた。
それにしても、長年の経験からくる地元民への取材や検証方法には、高野さんのUMAに対する真摯な姿勢が貫かれていて、非常に気持ちが良い。

81点
posted by 番長 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

怪魚ウモッカ格闘記

4087462153怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫 た 58-8)
高野 秀行
集英社 2007-09-20

by G-Tools




2007年91冊目

「待ってました!高野さんのUMA探検本」と思いきや、一筋縄で行かないのがいかにも高野さんらしい。
実はことのあらかたの顛末は高野さんのブログで大方知ってはいたものの、あらためて一冊の本で読むと、ノンストップで読み終えた程に面白い。
何と言っても、ウモッカの存在そのものにも興味関心はあるが、それ以上に高野さんの生き方、パーソナリティに非常に惹かれる。
自分には真似できないと分かっていながら、こんな生き方できたらいいなという憧れ、言いかえれば男のロマンを感じることを素直に認めざるをえない。
そして、そんなパーソナリティが滲み出てくる高野さんの文章そのものが小生は好きだし、今や辺境とかUMAといったテーマではなく、ライター高野秀行が書いたものであること自体が読む価値がある。

90点
posted by 番長 at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

ミャンマーの柳生一族

ミャンマーの柳生一族 詳細はこちらで
ミャンマーの柳生一族   集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2006/3/17)集英社


今年76冊目

高野氏にしては、船戸与一の取材旅行のお供という旅そのものはかなりライトな部類の旅が舞台である。
しかし、現代のミャンマーを江戸幕府になぞらえて、解説していくというこの奇作は旅先が辺境か否かなど問題にしない不思議な魅力が詰め込まれている。
この江戸時代になぞらえるという荒業が、ミャンマーの歴史的・政治的背景をよく知らない小生でもミャンマーの情勢がなんとなくではあるが、容易にイメージつかめるようになっており、解説の椎名誠が怪快作というのも頷ける。
かつてないこの切り口と、高野氏独特の人を描く上手さが見事に重なった今までにないタイプの紀行本である。
この本を読んで、小生の中では高野秀行に外れなしの法則が出来上がってしまった。

85点
posted by 番長 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月19日

妖しいシンドバッド

妖しいシンドバッド 詳細はこちらで
妖しいシンドバッド   集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2004/11)集英社


今年73冊目

小生の中ではすっかりお馴染みになってしまった著者が体験してきた冒険?の数々をまとめたエピソード集。
どのエピソードも高野氏独特の視点から書かれており、面白いのだが、コロンビアに幻の幻覚剤を求めに行った話は出色である。
凄まじいほどの効きかたの体験談にヤヘイという幻の幻覚剤に少し興味が出たと共に、そういうものを利かすためには“場”という要素も非常に大きいのだろうなという気もした。
短編集であっさり時間かからず読めるが、濃い一冊でもある。

77点
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2006年10月18日

巨流アマゾンを遡れ

巨流アマゾンを遡れ 詳細はこちらで
巨流アマゾンを遡れ  集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2003/3)集英社


今年67冊目

この本の最大のサプライズはなんと言っても元はダイヤモンド・ビッグ社の『地球の歩き方』シリーズとして、ガイドブックとして企画されたものだということであろう。
ガイドブックをライターに依頼しておいて、旅行記があがってきながらボツにせずに世に送り出した出版社の英断に敬意を払いたい。
そして、そんな意趣を取り違えてでも、出版にこぎつけただけはある紀行文でもある。
アマゾンと聞くと何かとんでもない秘境を思い浮かべるところだが、実際はかなり手が入っていて決して今までイメージしているアマゾンを伝えるものでもない。しかし、観光客相手に現地民を演じる現地民の存在などをはじめとして逆に生々しいアマゾンが描かれており、リアル?なアマゾンを感じる(もちろん実際のところは分からないが)。
想像していたアマゾンとはかなり違った印象なのだが、それでもアマゾンという場所そのものの魅力、そして、アマゾンで生活している人々を通してその土地に染み込んでいる文化の魅力が強烈に伝わってくる。
人を描くのが抜群に上手い高野さんならではのアマゾンガイドブックともいえるだろう。

82点

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2006年04月01日

秘境駅へ行こう!

秘境駅へ行こう! 詳細はこちらで
秘境駅へ行こう! 小学館文庫
牛山 隆信(著)   文庫(2001/07)小学館


今年18冊目

以前から存在は知っていて気になっていた本なのだが、ブックオフ100円コーナーで発見し、即購入。
ストレートにこんな企画大好き。
しかも、一会社員という立場で、こんな秘境駅巡りを敢行している著者には素直に敬意。
駅という本来なら交通の要所になるべき場所なのに、辿りつくのも困難な秘境ともいうべき駅が存在するというのがやけにシュールです。
青春18切符で旅に出てしまいたくなる衝動に駆られます。
惜しむらくはそんな駅の写真も収められていますが、少々値段が上がっても写真はカラーの方が良かったように思う。

80点
posted by 番長 at 22:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

幻獣ムベンベを追え

幻獣ムベンベを追え 詳細はこちらで 
幻獣ムベンベを追え 集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2003/01)集英社


今年12冊目

以前立ち読みしてあまりの面白さに時間を忘れてほぼ全部読んだ事のある作品なのですが、ブックオフの100円コーナーで発見し購入。
あらためての読みなおしではあったが、やはり非常に面白い。
実際に著者達が探検に出かけたのは20年近く前の出来事なのだが、コンゴというはるか異郷でのできごとのせいか古さを全く感じない。
大真面目にムベンベを探しに行った記録であり、そのために著者達がかけた念入りな準備と計画への熱意は見事の一言。
ムベンベというとどうしてもキワモノ的評価をされそうだが、本書は断じてキワモノではない。
まさに国家的プロジェクトの探索隊の記録である。
しかし、解説で宮部さんも書いている(それ自体も凄い)のだが、こんな探検を大学時代にした彼らが羨ましい。
少年の心を取り戻したくなった時にまた読みたい本です。

95点
posted by 番長 at 16:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

インドにて

インドにて 詳細はこちらで 
インドにて 幻冬舎文庫
仲能 健児    文庫(2003/11)幻冬舎


今年9冊目

旅の本には一家言持った友人から強くオススメされていた一冊。
さすがに面白かった。
著者が旅してきたインドを漫画で伝えた作品。
インドをここまで小汚く書いた作品は正直初めてである。
日本列島の外に出たことがない小生ですが、今まで読んだどの本よりもインドに行ってみたいという気になった。
絶版になったというのが残念な一冊です。

84点
posted by 番長 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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