![]() | あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21 A 77) 野村 克也 角川書店 2008-02 by G-Tools |
2008年7月
崇敬する野村監督による新作。
昨年出版した『巨人軍論』の阪神版ともいうべき内容。
自身が一度は指揮した球団でもあるだけに、その内情の実態の指摘についてはまさに的を射たものばかりであると思う。
星野監督体制下での優勝以降、阪神は本当に変わったと感じるのだが、その優勝の種を撒いていたのは野村監督だと今でも信じている。
そして、その後の親会社の経営体制の変化もあるのだろうが、今や毎年Aクラスはもちろん、優勝争いして当然という意識が選手はもとより、球団関係者、ファンの間にも醸成されてきたと感じており、野村監督が望んでいたものに近いものができてきているのではないだろうか。
楽天の今季の飛躍を期待すると共に、強い組織であるための土壌作りをしてくれていると思うと、例え今季で野村監督が退陣しても来年以降も絶対に期待できる球団になっているはずである。
そんな期待をあらためて抱かせてくれる。


