ウェブ人間論 新潮新書
梅田 望夫(著)、平野 啓一郎(著) 新書(2006/12/14)新潮社
今年88冊目
「ウェブ進化論」の梅田さんと「日蝕」の芥川賞作家平野さんという異色の組み合わせの対談本。一目見ただけで即購入決定。
あとがきで梅田さんが「ウェブ・人間論」であり、「ウェブ人間・論」であるということを述べていたが、まさに本書を一言で表している。
また、同じくあとがきで「ふだんは注意深く避ける表現や仮説にも、思い切って踏み込んで」とあったが、本書では、意図的にそこに踏み込んでいるように思える。そして、それは、梅田さんだけではなく、平野さんからも半ば意図的に、梅田さんのそういった表現を引き出すために行われているようにも感じた。
一つ一つのテーマに関しては、深掘りして検証したものでないかもしれないが、まさに対談という形式を最大限に活用された、対談本ならではの一冊。
印象的だったのは本の将来的なくだりで、平野さんが危機感をかなり感じているのに、梅田さんがいやそんなことはないといった感じで応えるところ。非常に興味深いやりとりである。
「ウェブ進化論」に引き続いて、まさに今読むべき名著である。
94点


こちらの記事を拝見いたしました。
全く畑違いの二人の対談は、時に
スリリングで、なかなか興味深く読ませて
くれる一冊でしたね。私は平野啓一郎氏の
ファンですが、梅田望夫氏の著作も
また読もうと思いました。