2009年01月31日

長恨歌

4043442076長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)
馳 星周
角川グループパブリッシング 2008-07-25

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2009年7冊目

おなじみ不夜城シリーズの完結編と銘打たれていただけに、期待を持って読む。
馳星周ならではの極端に短く研ぎ澄まされた文章がバイオレンスを加速させるようで、物語が動き出してからは、惹きつけられるように一気に読了してしまいました。
posted by 番長 at 17:51| Comment(39) | TrackBack(0) | 小説>馳星周 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

ネット未来地図

416660595Xネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)
佐々木俊尚
文藝春秋 2007-10-19

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2009年6冊目

ネットビジネスおよびネット業界の現状とこれからを20のキーワードで切り取って論じた本。
次々と新技術や新サービスが出現するWEBの世界だけに、本来なら本の中でも賞味期限が極めて短い部類に属するものだろう。
しかし、2007年10月の出版時点より1年と少し経っているので、さすがにその価値が全く落ちていないとは言わないが、今後の課題や業界の動向などを横断的に把握する上では、2009年1月の現在でも十分に役立つものである。
そして、WEB動向についての執筆業では第一人者である著者だけに、20のキーワードで区切られているからと言って、決してその一つひとつが浅いものではなく、丁寧な取材と深い業界の知識と見識から書かれている。
WEB業界の動向を一通り勉強したい人に最適な本かと思うが、業界の一線にいる人でも整理できる本であり、ビジネスでのWEB戦略を考える者にとって何かしらのヒント、示唆を得られる一冊ではないかと思う。

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2009年01月23日

いつまでもデブと思うなよ

4106102277いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田斗司夫
新潮社 2007-08-16

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2009年5冊目

オタキングと一部の間ではかなりの有名人であった著者が一年間で50kg痩せたダイエット方法を指南した本。
ベストセラーになり、その提唱するレコーディング・ダイエットはテレビなどにも多く取り上げられ、小生も興味は持っていたが、ついつい手にとる機会を逸していた。
岡田さん自身が実践して成功したダイエット方法なので説得力があるのは当然なのだが、さすが本業が作家なだけにまず読み物として面白い。
ダイエットの手法自体は特段目新しいことではないのだが、採ったカロリー並びに体重を記録していくというこのレコーディング・ダイエットのミソは、言ってみれば努力の可視化。
人は自分がしてきた努力は簡単に裏切れないといった旨が書かれていたが、人間の心理面をよく理解したダイエット手法だと言えるのではないだろうか。
また、詳しいダイエット方法の解説の前に、太っていることのデメリットを経済的な面からも述べた導入部が秀逸。
ダイエットに関心が極めて高い女性層以外の支持を得たのも非常に納得できる。
思わずメモを取ってダイエットに挑戦したくなる、そんな勇気が湧いてくるダイエット本だ。

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2009年01月12日

憎まれ役

4163695508憎まれ役
野中 広務
文藝春秋 2007-10

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2009年4冊目

野中さんと野村さんという政治と野球という全く異なる世界で生きてきた二人による異色のコラボ本。
タイトル通り、野中さんは小泉さん、野村さんは長嶋さんという人気者の影で生きてきた、その敵役というか、反骨精神の人生をテーマに語っています。
しかし、テーマがテーマなので、いたしかたない面もあるが、基本的にお二人による自画自賛的な内容。
個人的には野中さんのことは深く知らなかったので、新しく知ることが多く、興味深いこともそれなりにあったが、野村さんの部分は基本的に今までにどこかで書かれていたこととかの重複ばかりで、特に新たに得るものがなかったのは少々残念。
野中さんにしても、小生が今まで知らなかっただけのような気もするので、対談を入れるなどの構成にしても良かったのではないかとも思う。

posted by 番長 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月08日

「営業エンジン」が会社を動かす

4344995848目指せ!売上30億円「営業エンジン」が会社を動かす!
松下 智明
幻冬舎メディアコンサルティング 2007-05

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2009年3冊目

いわく売上30億円という一つの壁を突破できない理由は、営業部が属人的であり、営業部が組織として機能していない会社だと捉え、売れる営業マンを育てる仕組みづくりの必要性、マネジメントの意識改革、採用・教育などを説いた本。
論旨はまったくもって正論ですが、内容はちょっと浅いです。
いわゆる営業組織マネジメントを説いた本でも、ごく初級、それこそ何が悪いのかさっぱり分からないという方向けの本だと思われます。
それでも、小生はまさにこの本が想定しているような、もう少しで年商30億という状態を数年間続けているような会社、しかも会社の半数くらいが営業という営業会社に勤めた経験もあるので、言いたいことがよく分かります。
結局のところ、そういう組織はマネージャーがプレイングマネージャーだし、作れる数字自体も大きいから、チームの新人の目標くらいはマネージャー自身で作れてしまったりする。
だから、新人を丁寧に教えているより、自分も多く営業に出た方がチームも達成できるし、その方が評価されるというのが大抵の会社の現実であったりする。
それにこの本で述べられていたことでもひどく共感するのは、トップ営業になる人材というのは営業センスといってもいいが、本質的にどのようにすれば売れるかということを理解し、実践できるのだ。
だからこそ、新人や売れない人間がなぜ売れないかが分からない。
そして、マネジメント層がそれを理解できないから、多くの売れない人間はドロップアウトしていき、一部の売れる人間がマネージャーになっても同じことを繰り返す。
実際に問題の本質に気づいているマネージャークラスは多いのかもしれないと思いますけど、最低でも営業部長、大抵は社長を巻き込まないと、なかなか組織の改革はできないですけどね。
そういう意味では、非常に分かりやすく、その意義を説いた本書にもそれなりの意義はあるだろう。
マーケティングツールとして見た場合、秀逸な部類と言っても良いのではないだろうか。
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2009年01月05日

ララピポ

4344411668ララピポ (幻冬舎文庫)
奥田 英朗
幻冬舎 2008-08

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2009年2冊目

いわゆる負け組と言われる格差社会の下層もしくはアウトロー的な立場の人にスポットを当て、6篇の短編の主人公がそれぞれに微妙に絡み合っている連作小説。
奥田さん特有のコメディ調のタッチでユーモラスに仕上げているのだが、不本意にも堕ちてしまった人たちの物語というのは心からは笑えないものがある。
むしろ現時点で間違いなく勝ち組には入らない小生のような者には、他人の不幸と笑えないうすら寒さ、怖さも感じた。
奥田さんは出世作『最悪』でも普通の人が堕ちる時を描いていたが、今作でも人は簡単に堕ちるということを描きたかったのかもしれないとも思える。
面白いけどスカッと笑えない、そんな作品。
posted by 番長 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説>奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さまよう刃

4043718063さまよう刃 (角川文庫)
東野 圭吾
角川グループパブリッシング 2008-05-24

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2009年1冊目

一人娘を少年グループに暴行監禁された後に、死体を遺棄された父親の復讐が物語の中心。
現行の少年法に対するアンチテーゼ、問題提起とも言うべき内容だが、被害者およびその家族の生き方、プライパシーといったところもテーマが及んでおり、被害者側と加害者側という違いはあるが、犯罪および犯罪者にまつわる家族という面からみると、『手紙』と非常に近いテーマというか、視点を変えて対をなした作品とも言えるのではないだろうか。
重苦しいテーマにかかわらず、一気に読ませる筆力はさすが。
また、そんなテーマであるにもかかわらず、フーダニットの要素を盛り込ませるあたり、東野さんのミステリー作家としての本質を感じさせられるものがある。
ちなみに、小生はすっかり騙されてました。
posted by 番長 at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説>東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

管理人より

すごく久々の更新になりました。
昨年は長いこと個人的にモチベーションが上がらずに、このブログも放置しまくってしまいましたが、また意欲が湧き気味になってきたこともあり、09年になったことだし、再び読書録を淡々とつけていこうかなと思っています。
覗いてくれている方がいましたら、今後とも宜しくお願いいたします。
posted by 番長 at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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