2006年11月26日

ミャンマーの柳生一族

ミャンマーの柳生一族 詳細はこちらで
ミャンマーの柳生一族   集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2006/3/17)集英社


今年76冊目

高野氏にしては、船戸与一の取材旅行のお供という旅そのものはかなりライトな部類の旅が舞台である。
しかし、現代のミャンマーを江戸幕府になぞらえて、解説していくというこの奇作は旅先が辺境か否かなど問題にしない不思議な魅力が詰め込まれている。
この江戸時代になぞらえるという荒業が、ミャンマーの歴史的・政治的背景をよく知らない小生でもミャンマーの情勢がなんとなくではあるが、容易にイメージつかめるようになっており、解説の椎名誠が怪快作というのも頷ける。
かつてないこの切り口と、高野氏独特の人を描く上手さが見事に重なった今までにないタイプの紀行本である。
この本を読んで、小生の中では高野秀行に外れなしの法則が出来上がってしまった。

85点
posted by 番長 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「昭和30年村」作ります

「昭和30年村」作ります.jpg 詳細はこちらで
「昭和30年村」作ります
川又 三智彦(著)、山中 伊知郎(著)   単行本(2004/12)日新報道


今年75冊目

思いがけないことが契機で読んだ一冊。
表紙デザイン等がセンスがあまり感じられないこともあり、ほとんど期待していなかったのだが、意外とそこそこ面白かった。
ウィークリーマンションで大富豪になったが、バブルで大借金を抱え、それでも、また復活しようとしているツカサの川又社長の果てしない構想である「昭和30年村」を取り上げています。
興味深いのは昭和30年村という構想そのものも面白いのだが、その構想がいわば川又社長の生き様とツカサの事業として取り組んできたことの集大成ともいえる事業構想であるということ。
実際にツカサが事業として進めていることでもあるので、どういう形で実現するのかちょっと興味を持って見て行きたい気はする。
ただ、テーマパークとして行って見たいかは相当微妙。

70点
posted by 番長 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月19日

顧客を心底満足させるリアル×ネット「超」営業術

リアル×ネット「超」営業術 詳細はこちらで
顧客を心底満足させるリアル×ネット営業術
えとう あきら(著)   単行本(2006/5)幻冬舎メディアコンサルティング


今年74冊目

仕事で調べ物の関係から読んだ本。
営業のプロセスを細分化して、そのプロセスの、特に非対面の部分を中心として、ネットでもできるプロセスはネットに営業させた方が効率的だし、効果そのものもあがるという、今や当たり前になりつつあるデータベースマーケティングの概念を分かりやすく書いています。
正直、日本のCRMソフトの第一人者が書いたものだけに、もっと深く突っ込んだ内容かと思っていたら、当たり前すぎて拍子抜けしたほどである。
実際に現場の営業マンは、プロセスごとに異なるスキルが求められるのに、一から十までやることを求められるところもまだまだ多いのが現実だということを思うと、考えさせられる部分もなくはない。
イチ営業マンが読むよりは、経営者層が読むべき本でしょう。
頭が古かったり、営業のことを理解していなかったり、いかにも昔の営業畑でのしあがったというマネージメント層にむしろ読ませたい本ではあります。
惜しむらくは、表紙や帯周りからそんなメッセージが伝わってこなかったところ。ちょっとポップな表紙デザインとタイトルからはむしろ現場の営業マン向けに思えたところが残念ではある。

62点
posted by 番長 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妖しいシンドバッド

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妖しいシンドバッド   集英社文庫
高野 秀行(著)   文庫(2004/11)集英社


今年73冊目

小生の中ではすっかりお馴染みになってしまった著者が体験してきた冒険?の数々をまとめたエピソード集。
どのエピソードも高野氏独特の視点から書かれており、面白いのだが、コロンビアに幻の幻覚剤を求めに行った話は出色である。
凄まじいほどの効きかたの体験談にヤヘイという幻の幻覚剤に少し興味が出たと共に、そういうものを利かすためには“場”という要素も非常に大きいのだろうなという気もした。
短編集であっさり時間かからず読めるが、濃い一冊でもある。

77点
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2006年11月12日

真相

真相 詳細はこちらで
真相   双葉文庫
横山 秀夫(著)   文庫(2006/10)双葉社


今年72冊目

表題が示すように、明らかに表出している事象の裏にある秘められた真相に迫る短編ミステリー集。
さすがは横山さんだけに巧い。でも、巧いんだけど、なんとなく消化不良という感も残る。
表題作でもある一作目の「真相」はキレもあって、抜群に面白かったが、あとの作品は個人的にはそこまでという感じ。
まあ、横山さんには個人的な期待値が高いから辛目になってしまうが、標準レベルより高い水準であることは間違いないでしょう。
通勤電車あたりで読むには、短編の分量といい丁度良いのではないでしょうか。

60点
posted by 番長 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説>横山秀夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月11日

B2Bブランディング

B2Bブランディング 詳細はこちらで
B2Bブランディング
余田拓郎(編者)、首藤明敏(編者)    単行本(2006/7)日本経済新聞社


今年71冊目

仕事の参考になればと思い、購入した本。
ブランドというと、どうしても外にもたらすイメージといった概念が強く、広報・宣伝分野の領域だと思われがちで、まだまだBtoB企業で真剣に取り組んでいるところが少ないのが現状だと思いますが、ブランドがBtoB企業にもたらす価値を分かりやすく体系立てて解説してくれています。
営業人材ブランディングの項あたりを読んで、やはりブランディングは全社的な取り組みがないとできないものだということを再認識。
ミラー効果という言い方もされていたが、自社の情報発信(HPや会社案内、営業ツールなども含めて)に対して営業マンほど間違いなく敏感であると小生も思っており、自身の営業の参考にもなりそうな部分は結構あった。
ありそうでなかった(と思う)視点で書かれた良書。
BtoB企業の広報・宣伝関係者はもとより、営業企画・マーケティング系の人や人事の人も一読して損はないと思われます。

83点
posted by 番長 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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